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やる気のある社員の本音を理解して活かすことの大切さとは

 2018/07/29 人材活用 この記事は約 4 分で読めます。
やる気ある社員

毎日顔を合わせていても、社員が本当は何を考えているか・・・わからないですよね。

 

社員は無意識のうちに本音を隠しているもの。

本音を見せる社員

 

 

 

 

 

 

 

本当の気持ちはわからない

 

じつは経営者が想像する以上に、社員は本当の気持ちを正直には表していないかもしれません。といっても仮面をかぶって全く嘘をついているというのではなく、程度の問題です。

 

社員とのコミュニケーションを日頃から意識しているという経営者の方でも、社員の不安や不満に気づいていないことは意外とあるものです。

 

当たり前のことですが自分の給料を決められる人、自分の将来に影響を与える人には、無意識のうちにそれなりの接し方をするのが人っていうものですよね。これは決して悪いことでもなければ、めずらしいことでもないのです。

 

従順さとやる気は比例しない

面従腹背

 

 

 

 

 

 

 

面従腹背型社員は残念ながらどこにでもいるものです。

 

面従腹背(めんじゅうふくはい)とは「うわべは従順にみせかけ,内心では従わないこと。(三省堂大辞林より)」。

 

このスタンスで器用に立ち回る社員はもともと要領の良いタイプなので、そこそこ仕事はできることが多いですね。

 

だからその社員を信用して任せておく。そうすると決して結果は悪くないが、それが会社の実力のように思えてしまう。

 

面従腹背型社員の問題点は腹背(内心では従わないこと)そのものではありません。確かに人の心の中を見通せることができたなら、このタイプの社員は、社長にしてみたらさぞかし腹立たしい存在でしょう。

 

でも本当に問題なのは面従(うわべは従順にみせかけ)で仕事をしているから、彼(彼女)の行動が一見すると全力で取り組んでいるように見えてしてしまうため、出した結果を実力の限界のように感じてしまうところにあるのです。

 

本当のポテンシャルはもっと高く、業績が伸びる余地はまだまだあるのに・・・です。

 

面従腹背型社員が大切にしていることは「自分が認められること」であり、会社を成長させることではないからです。

 

いっぽうで、注目してほしいのが面背腹従型社員です。

 

やる気のある社員ほど扱いが難しいこともある

異議を唱える社員

 

 

 

 

 

 

 

面背腹従(めんはいふくじゅう)とは「上司の方針や指示に異議を唱えることは多いが、内心では会社の成長に貢献したいと思っていること。(私の造語)」。

 

面背腹従(めんはいふくじゅう)は私が作った言葉です。

 

社長や上司の方針や指示に異議を唱えることが多い社員の中には、心から会社に貢献したいと思っている者が意外と多いものです。

 

このタイプは、持っている情報量や立場が違うために社長や上司とは答えが違ったり、表現が未熟なため方針に逆らっているように聞こえるけれど、実は同じ方を向きながら走ってくれていることが多い。

 

そのことに気付いていないために彼らを活かしきれないのはもったいない。けれどそれに気づくことは、実際にはなかなか簡単ではないのです。

 

色々な方法で社員と経営者の間のズレを埋めていくことで、少しずつお互いにそれが見え始め、彼ら自身がそれに気づくと貢献度が目に見えて加速し始めます。

 

面背腹従型社員が大切にしていることは、「会社の成長に自分が貢献すること」だからです。

 

この面背腹従型社員を正しく導くことが自立した人材育成のひとつのポイントです。

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