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ハーズバーグの2要因理論を理解して社員のモチベーションをあげる

 2018/07/29 人材活用 この記事は約 3 分で読めます。
不満と満足

社員が不満に思うことをひとつずつ解決してモチベーションが上がれば、もっとみんなが会社に貢献してくれるだろう!・・・じつはちょっとそれ、違うかもしれませんよ!?

 

ハーズバーグの2要因理論

不満と満足

 

 

 

 

 

 

ハーズバーグというアメリカの心理学者が唱えた「2要因理論」を理解すると、社員を活かすための効果的な対策が見えてきます。

 

ひとが仕事をするときに「不満」と「満足」を感じる2つの要因について研究したのがハーズバーグです。その2要因理論の大事な部分をひとことで表現すると「不満」の反対が「満足」ではないということです。

 

といっても何を言っているのか解りにくいですよね。

ヘリクツのように聞こえるかもしれませんが、別の言い方をするとこうなります。

 

「仕事に不満がある」の反対は「仕事に不満はない」であって、「仕事に満足している」ではないのです。

 

いっぽうで「仕事に満足している」の反対は「仕事に満足していない」であって「仕事に不満がある」ではないということです。

 

そして意欲的に仕事をして会社に貢献してもらうためには、「仕事に満足している」ことがとても重要だということです。

 

まだ解りにくいと思いますので、これから具体的に説明していきますね。

 

不満を感じる衛生要因

衛生要因

 

 

 

 

 

満たされないと不満を感じて仕事に悪影響のあるものを衛生要因と言っています。たとえば会社の方針が理解(納得)できないとか、上司との関係性が良くないなどのほか、同僚との人間関係に問題がある・労働条件や作業環境が悪い・給与に不満がある、などかこれにあたります。

 

このような問題を抱えていると誰でも良い仕事はできませんよね。余計なところに意識がいってしまい、効率が悪くなったりミスを起こしたりしてしまうので、問題を取り除いてマイナス要素をなくすことがとても重要です。

 

では、マイナス要素がなくなったらみんなが意欲的に良い仕事をするようになるかというと、そうでもないのです。不満を取り除くだけでは動機づけにはつながらないというのが、「衛生要因」の特徴です。

 

満足感を得られる動機づけ要因

動機づけ要因

 

 

 

 

 

では、動機づけ要因というのは具体的にどんなことなのでしょうか。

 

ハーズバーグは、仕事の達成感を感じることや周りから認められることのほか、仕事そのものへの興味・与えられた責任や権限の大きさ・仕事を通じて自分の成長が感じられることなどで、動機づけがはかれると言っています。これらはマズローの「欲求5段階説」で言われる「尊厳の欲求」や「自己実現の欲求」など高いレベルの欲求と重なります。

 

動機づけ要因は、満たされなくても不満は感じないため、緊急性の低いものとしてしまいがちですが、ここに目をつけて対策を打たないと、社員のモチベーションが上がり、みんなが会社に貢献してくれるようにはならないんですね。

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